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NO.121 春のことふたたび

 今年は一月の末から三ヶ月間日本に滞在していました。春の日本は二十年ぶりでした。戻ってから三ヶ月が経ちました。俳句雑誌『田』8月号には、春の三ヶ月間の間に日本で作った俳句が載りました。それぞれの句からその時々の場面が思い出されます。なんだか自分の人生の節目の一こま、自分史の一ページ(大げさな表現で恥ずかしいが)のような感じさえするので、ここにも記しておきたい、という気持ちになったものです。。。。
 
 
伊豆稲取アニマルキングダムにて
遠足やきりんの舌に近づかれ
 
河津桜を見物に行く
菜の花の川原に石の白さかな
 
六義園にて
ゆつくりと人動きゆく花の雲
 
母納骨。朝から風雨激しい日でした。
無となりし母を納めり春嵐
 
金沢にて。市場にある人気の店で海鮮丼
順番に座る昼飯春暑し
 
 
きりんの句は、巻頭句のひとつに選ばれていて、驚きました。先生の評には、作者と動物の近さ、親近感によって生まれた句、いつも遠くから眺めていては、こういう句はできない、とありました。先生はきりんと私が映っている、あの写真を見たのかしら!と思ってしまいました。動物園が大好きな旧友との踊り子号の旅、楽しかった。
 
動物園のあと、河津へ。桜はちょうど満開で、川沿いは桜餅の香りがしていました。桜のピンクと菜の花の黄色、素晴らしくきれいな光景でした。数年前に母も河津桜を見に行ったはずでした。
 
六義園のすぐご近所に、親しい知り合い宅があり、いつも大変お世話になっています。枝垂桜のみごろのころ、朝の散歩。早朝でもかなりの人出でした。
 
今になっても母がいなくなった、という実感はあまりありません。とにかく、親不孝を詫びてばかりいます。そして、日本がさらにさらに遠いところになった気がしています。
 
日本海を見ることができて、本当によかったと思っています。金沢でも田俳句会のみなさまには大変お世話になりました。
 
 
 さて、8月になって、歳時記のとおりになにやら秋を思わせる風が吹いています。すごし易いのは、2、3日のことかもしれませんが。残暑は戻るでしょう。今年は朝顔がなかなか花をつけませんでしたが、やっとぽつぽつと咲き始めています。やはり、秋の花なのでしょうかね。写真は、ヘンズ アンド チックスと呼ばれる植物。こんなふうに花が咲くのは初めてのことです。どんな気候でも、どんな土にでもたくましく育つ植物です。
 

 
 
     
 
         無花果を翁の庭へ摘みにゆく         涼夏
 
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1993年渡米、2006年からアーカンソー州在住の隠居。日本の人への近況報告をします。

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Author:FRyoka
1993年渡米、2006年からアーカンソー州在住の隠居。日本の人への近況報告をします。

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