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NO.157 ボブ爺

ボブ爺が、彼の家に帰ってきた。
 
妻を亡くして二年、やっと泣かなくなった、といい、自由な暮らしを楽しむ風にみえていたのだが、この夏の終わりに、バスルームで転倒。腰の骨を折る大変な重傷を負った。手術からリハビリ、二ヵ月半ほど家を空けていた。
 
ボブがまたもとの一人暮らしに戻れるとは誰も思わなかったろう。なにしろ88歳という高齢である。ほとんど奇跡、と思われる。介護施設には絶対に行きたくない!というかたくなな精神力で、リハビリを頑張ったものと想像できる。それにしても、すばらしい復帰だ。
 
ボブ宅を、帰宅三日目に訪ねた。末娘のキャロルは、同じ州内だが、車で三時間以上かかる遠方に住んでいる。それでも仕事をやりくりしてボブを手伝う。身の回りの雑用は後を絶たない。薬や医療機器、食事サービスの手配、キャロルは電話にかかりっきりだった。
 
私がうかがった時、キャロルはすでに自宅へ向かっているはずの時刻だったらしいが、なかなか用事が済まず、三泊四日のフラストレーションがたまっていた。台所の洗い物くらいなら私にも出来るから、とキャロルに言った。ボブを一人残して帰るのも少し辛いだろう。でも翌日の仕事やもろもろに忙しい時期である。私が居合わせたので、ほんのすこし帰り易かったかもしれない。
 
ボブ爺は、またポーカーをするのを楽しみにしている。来週にでも仲間のおばあちゃんに計画してもらわなければならない。
 

 
写真は、この時期、Thanksgiving Day のころに咲くカニサボテン(だか、シャコバサボテンだかその違いを一度勉強したが忘れてしまった。アメリカでは、クリスマスカクタス)。
Thanksgiving Dayといえば、州内の姪の家によばれてはいるのだけれど、なんだか今年は外に出るのも億劫。姪の家族の集まりは、人数が多すぎて、小さい子供や赤ちゃんもいて、目が回りそう。楽しめないよ、と夫に言うと、行かなくてもいいような感じ。今年はテレビみて、あったかくして、ビール飲んで・・・って、普段どおり!にしていようと思います。日本人にはもともとThanksgiving Dayって、ピンとこないのよね。帰省、家族親戚が集まる、恒例のご馳走を食べる、とまあ、アメリカ人のお正月ですかね。
 
 
             錠剤を数ふる翁咳ひとつ         涼夏
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1993年渡米、2006年からアーカンソー州在住の隠居。日本の人への近況報告をします。

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